RINC(凜c) RINC(凜c)について /  お知らせ /  ユーザー登録案内
記事検索
ようこそ ゲスト さん : 一般 (会員登録をおすすめします)

炎の記憶を語り継ぐ「山の手大空襲の体験を語る」

KOUJI ]

|  閲覧:1599  |  コメント:0  |   一言コメント:0  |   お気に入り登録:1  |

投稿  08年11月24日 00:38:50  |  最新の更新  08年11月24日 00:38:50

  体験記の朗読と映像でつづる「山の手大空襲の体験を語る会
 シニア・エージ特別セミナーとして、山の手大空襲の体験を語る「表参道が燃えた日」のイベントが11月5日(水)午後1時半から、東京三田の慶応大学キャンパスの「北館ホール」で開催されました。
 
「米空軍の映像」
 風化しつつある「戦争体験」を語り継ごうと、今年の3月に出版された『表参道が燃えた日』の執筆者が直接聴衆に語りかけるイベントのプロローグは、米空軍が撮影した衝撃的な映像から始まりました。特別セミナーの構成・演出を担当した映画監督の小栗謙一さんがアメリカで入手した映像は、太平洋戦争末期にサイパン島などから日本に向けて出撃した、B29爆撃機の準備の様子をはじめ、東京などの都市に爆弾を落とす様子、工場地帯や走行中の列車に機銃掃射を浴びせる様子などが、攻撃している飛行機から生々しく撮影されていました。
 
「体験を生々しく
そして、NHKラジオ深夜便の人気アンカー宇田川清江さんの司会で、第1部は体験記の朗読、第2部は、6人の体験者が、それぞれの体験を生々しく語りました。炎に追われて、どぶ川に飛び込んで必死に逃げたこと、家族の焼死体を探しまわった体験など63年前の出来事を、昨日のことのように生々しく語りました。
 
東京大空襲
昭和19年の11月から東京には、米空軍B29による空襲が毎日のようにありましたが、特に大規模な空襲は3回ありました。1回目は昭和20年3月10日に、江東区、墨田区、台東区など下町の大空襲で約11万人以上の犠牲者を出しました。そして2回目は豊島区、北区、文京区の1部、新宿区の1部などの大空襲で、3回目は5月24日、25日の港区、渋谷区、千代田区など山の手の大空襲で、青山、赤坂などが大きな被害を受けました。これで、東京の大部分は焼け野原になったのです。
 
「交差点に慰霊碑」
表参道は、現在、ケヤキの並木が見事に茂り、赤、青、黄など色とりどりの電飾が輝き、最新のフアッションに身を包んだ若者が闊歩していますが、63年前には一面の焼け野原となり、焼夷弾の炎に追われた人々が必死で逃げ回り、青山通りとの角の旧安田銀行前には黒こげの焼死体が山のようになっていました。ケヤキ並木も焼夷弾の炎で焼けて幹だけになっていました。
昨年の1月、表参道と青山通りの交差点の「みずほ銀行」前に慰霊碑が建てられましたが、気づく人は少ないようです。
「参加者の感想」
齢のため朗読できない執筆者に代わって体験記を代読した男子大学生(22歳)は「今回の会に参加して初めて表参道の空襲被害を知った。自分たちの仲間もほとんどは知らないと思うので、これからは、皆に話して語り伝えたい」と話していました。
 
入場者は約130人で、アンケートには30人程が寄せてくださり、ほとんどの方が「大変良かった」という評価でした。70歳以上の方が多かったのですが、「当時6年生で疎開していたので怖い体験はせず、親にも聞かなかったのですが、今回、初めて体験された方々の話を伺い、本当に戦争の恐ろしさを知りました」「すばらしい企画だったと思います。もっと大勢の方々に聞いて頂きたいと思います」「歴史の証人の言葉の大切さを感じました」
「小学校3年生の社会科で『表参道が焼けた日』の本を活用しましたが、今日は、体験者の生の声を直接聞くことができてよかった」、また20歳の学生さんは「こうした話を私たち若者が聞く機会はほとんどないので、貴重な体験だった」などの感想が寄せられました。
 
 

この記事へのコメント

RINC(凜c)編集部からのお知らせ
PR情報
おすすめ記事ピックアップ

”シニア・エージ”

[  比左元 庄司 ]

 ”シニア・エージ”は、シニアによる、元気なシニアの世界を築...

つぶやき由宇

[  由宇 ]

はやりのツイッター風に「つぶやき」ます。140字以内がツイッ...

一言コメント(最新20件まで表示)
最近読んだ記事

シニア・エージ特別セミナー「表参道が燃えた日」を終わって

[  比左元 庄司 ]

第12回「シニア・エージ」特別セミナー”表参道が燃えた日”(...

小説「霊南坂の星条旗」その29 BY KIKUYA FUNAYAMA

[  季節ワーカー ]

 殿様にご恩がありながら、色に溺れたばっかりに大事な場所にも...

三度許すまじ

[  佐久爺 ]

今日、8月9日は長崎に原子爆弾が投下された日、毎年、現地では...

003 東京お墓タワー

[  IVYポサリ ]

 東京はお墓が不足しております。んでもって東京お墓タワーにし...

1月14日日本テレビ放送の特番『東大落城』は、センター試験の3日前だった。

[  セニア・ロディ ]

この番組のあと、他チャンネルの成人の日テーマの番組で「終...

最初で最後の特別ライトアップ

[  季節ワーカー ]

12月1日の夜6時半より15分間だけ灯された、特別バージョン...

米国には、オバマさんが出現した。

[  セニア・ロディ ]

顔が見える、期待される政治家は、なんと言ってもバラク・オ...

ハミングウエィ氏の北京レポート 2月5日号(内容続編)

[  IVYポサリ ]

 件のDVD屋、高級マンションの地下にあり、なぜかこの建物に...

ファンシー国家になりおおせたニッポン

[  タイスケ ]

 とっくの昔だよ、と言わないでください、かねがねそうではない...

あなたの隣りにクローンが立っている。

[  セニア・ロディ ]

 “ドリー”という名前にご記憶がおありか。そう、クローン第1...

001 芝の斜塔

[  IVYポサリ ]

経営が傾いているのなら、いっそ塔ごと傾けちゃえ!  苦しいな...

(9)え、こんなデザインあり!?

[  IVYポサリ ]

いやー、びっくりしました。どこまでもねじれて昇っていくこのカ...

キャロットジュース

[  由宇 ]

暑い、暑いと言い暮らした今年の夏、減退の食欲を救ってくれたジ...

(10)サムスン建設が世界をリードしているらしい。

[  IVYポサリ ]

 高さ100階を超えるビルは超高層ビルとは呼ばず、ハイパービ...

疎開先での大空襲(1)

[  佐久爺 ]

 私は昭和19年(1944年)4月、生まれ育った東京の板橋か...

酸っぱいおそうめん

[  りんどう ]

グルメという程のものではありません。 昨日 じっとり暑い昼...

小説「霊南坂の星条旗」その1 BY KIKUYA FUNAYAMA

[  季節ワーカー ]

 これは、KIKUYA FUNAYAMA氏のドキュメンタリー...

タコとペッパー

[  由宇 ]

たことピンクペパーの出会い。何のことはない、茹でだこをオリー...

ボタンは外す

[  jin ]

出揃った自民総裁選の各局インタビューを見ていて、変なことを思...

鉋(かんな)

[  由宇 ]

かつお節を削る「かんな」。明治生まれの母からの贈り物の話でご...

東京タワー君、船場吉兆しちゃってる。

[  IVYポサリ ]

エレベーターに乗ると「只今より地上150mの大展望台へご案内...

東京タワーはいくら稼いでいる?

[  IVYポサリ ]

東京タワー、正式には日本電波塔㈱の年間収入である。年間の収入...

アオガエル

[  しょうちゃん ]

ちょっと下ぶくれで愛嬌ある顔立ち。丸みがあるけど華奢なボディ...

【児童文学】ハカラメ(作・水崎耀子)【2】

[  水崎耀子 ]

おばさんの家は、思っていたよりずっとあたたかかった。 夕食...

つぶやき由宇

[  由宇 ]

つぶやき4/2010/6/1 「年金の仕分けに苦労 奇数月」...

つぶやき由宇

[  由宇 ]

燃えないゴミ出しの朝8時、マンションの前の道を母と子の二人連...

つぶやき由宇

[  由宇 ]

留守電に訃報が入っていた。出版社時代の上司。来年の米寿に出版...

つぶやき由宇

[  由宇 ]

白血球4900、検診で初めて気にした数値である。抗癌剤投与中...

ハミングウエイ氏の北京レポート、9月7日号

[  IVYポサリ ]

ちょっと長くなるけど・・・昨日は・・・ 今月は1号店オー...

つぶやき由宇

[  由宇 ]

参院(員)選挙が終わった。菅さんの負け。いえ、民主党の負け。...